経営者としてのポリシー(攻守のバランス編)

経営に必要な要素とは

「人」「モノ」「金」「情報」と、良く言われていますが、

私の中では上記の他に「攻守のバランス」も、とても大事だと思っています。

目次

攻守のバランス

攻守のバランスというのは、スポーツや将棋と同じです。

守るところはしっかり守って、攻めるべきところで攻めればポイントが取れる。

そんな感じです。

経営でいう攻守のバランスとは

収支管理をしっかり行い黒字を出しつつ、余力のある時に次の事業展開のために投資する

ということです。

お金の攻守

会社経営にとって金銭面で大事なのは、「雇用を守ること」「事業の継続」

このことを実現するためには、毎月毎月を黒字に、最低でも±(プラスマイナス)0に

することが必須条件になります。

常に固定費等の節約をしていくことだけ考えているのでは、事業内容に深みも出てきません。

時代の流れに取り残されてしまう危険もあります。

余力金で、次の事業展開に向けて投資していくことも必要です。

余力金で投資していくことがベストですが、資金が足りない場合は、

融資を受けて投資していくこともできます。

融資を受ける時は、毎月の返済額に無理がないか投資した資金で、

純利益を上げていくことができるかを、しっかり吟味することが大切です。

また、2020年のコロナウイルス、過去のリーマンショック等の経済危機に

瀕した時のために、半年間くらいは耐え得るくらいの運転資金も必要です。

限りある会社のお金を、どこに使っていくのか、どこに投資するのか、

というのが非常に重要になってきます。

商品の攻守

小さな企業や個人店の経営の場合、事業は拡大よりは拡充、見直しの作業が大切

と思っています。

拡大をおすすめしないのは、マンパワーや管理面の問題があるからです。

事業拡大ではなく事業継続を目標にするのが良いと思います。

事業継続を行っていくためには、「時代を読む」ということも大切です。

その時代にあったもの、顧客のニーズにあったものを作り出していく必要があるのです。

時代に合った良い商品やサービスは守り、時代に合っていないもの(売れ行きの悪いもの)は

精査して新しいサービスに変えていく。そんな作業が日常的に必要です。

ただ、経験上

流行を追い求めすぎない方が良いと思います。

一定時期だけ爆発的に売れるものを作ると、社員が疲弊してしまう恐れがあるからです。

安定した売上を確保できるようなサービスを考えた方が良いと思います。

また攻めるタイミングや内容も大事です。

攻める時期、内容を失敗してしまうと、かかった費用が回収できず赤字になるからです。

棚卸し作業

毎月末に行う棚卸し作業。

原材料や、仕入れ商品の在庫数を確認する作業です。

無駄な仕入れはないか、売れてない商品はどんなものか等を確認する大事な作業です。

棚卸し作業は商品に限ったものではありません。

仕事をする上で、無駄な仕事はないか、無駄な時間はないかを棚卸しすることも必要です。

棚卸しの結果、生まれてきた時間を、新しいサービスの試しや検証に充てれば、

事業が充実していくでしょう。

経験上ですが、暇な時間に生まれてくるものがあるんです。

余裕がある時に新しい何かが生まれるのです

結カフェの人気商品、大判焼の「あんチーズ」や「塩あすきカスタード」も

お客様の少ない時期に、アルバイト君が好奇心から試してみて美味しかったので

商品化したものです☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆

おわりに

事業継続のために「攻守のバランスが大事」だと気づいたのは、

起業して5年くらい経って事業が安定してからだと思います。

経営しながら感じるのは・・・

チャンスはいつ訪れるかわからないから良い準備」をすることが大切。

(良い準備とは、お金の面と事業アイディアの面とです)

良い準備をしていると、ピンチの時も動揺せず、耐えて次の機会を待つことができるのです。

そして、良い準備をするためには、

お金の他にも、時間にも余裕を持って過ごすことが大事だと実感しています。

あまり日々の業務に追われて、あくせくしていると

良いアイディアが浮かばなくなります。( ;  ; )

新しいアイディアや、攻守のバランスは、経営者一人で決めるものでもありません。

社員一同で、楽しく考えていけば良いと思います。?

ただ、社員が、楽しくやりがいを持って仕事をしていくためには、

経営者が「攻守のバランス」「良い準備をする」ことについて、

しっかり意識しているということが必要条件になると思います。✨✨✨

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