【書く瞑想】夢を叶えるモーニングページ(ジャーナリング)

『ずっとやりたかったことをやりなさい』というロングセラー本があります。

 作家・映画監督・ディレクターの肩書きを持つジュリア・キャメロン氏の著書です。

 原題は『The Artist’s Way』で創造性を回復させるためのワークブックとなっています。

 原題の直訳は「アーティストへの道」?「創造性を回復させれば誰でもアーティストになれますよ。」というニュアンスの本ですが、日本語訳になる時に『ずっとやりたかったことを、やりなさい。』となったようです。

 今回は、この本で特に有名な「モーニングページ」をつける習慣が、理想の自分に近づくために、夢を叶えるために、幸せな毎日を送るために参考になるのではと思い以下に紹介します。

目次

モーニングページとは何か?

モーニングページは、毎朝起きた直後に、A4ノートに3ページ分、手書きで思いつくままに書き出す習慣のことです。

アメリカでは一般的に家にあるノートがA4サイズということで、そのままA4サイズのノートと翻訳されたそうですが、日本語ならば英語より文字数が少ないためA5サイズでも良いようです。大きめの白紙無地のノートが自由に伸び伸び書けて良いと思いますが、私は、家にある不要の方眼紙や無印良品のA5ノートに書きました。

内容はテーマや目的に縛られず、頭に浮かんだことをそのまま書き出します。たとえば、不満や悩み、夢、目標、計画、雑念など、何でもOKです。

モーニングページのルール

  1. 毎朝行う

    朝一番に書くことで、潜在意識とつながりやすくなります。スマホでSNS等を確認する前のフレッシュな脳で行います。

  2. 手書きで3ページ

    ペンと紙を使うことで、デジタルの時より頭の回転を少しゆっくりさせて、深い考えを生むことができます。手を使うことで脳の活用部分が増えるという利点もあるようです。3ページ書けない時は1ページでも大丈夫です。

  3. 誰にも見せない

    モーニングページは「読むためのもの」ではなく、「書き出すためのもの」です。他人どころか、自分でも後で読み返す必要はありません。

モーニングページの目的

モーニングページは書く瞑想と言われています。

  1. 頭の中をクリアにする

    心の中に溜まったストレスや不安、ネガティブな感情を吐き出すことで、頭の中をスッキリさせる効果があります。(排水作業)

  2. 潜在意識を解放する

    書き出す過程で、普段は意識しないアイデアや感情、内なる声が浮かび上がりやすくなります。

創造性を高める

頭の中を整理することで、新しいアイデアや発想が生まれやすくなります。クリエイティブな活動の準備運動のような役割を果たします。

幸せな人生を歩むための強力なツール

モーニングページは、幸せな人生を歩むための強力なツールになると思います。

その理由や活用方法を以下に具体的にまとめましたので、特に悩み大き人や若者達には参考にしてもらえたら嬉しいです。

1. 自分の本音を知るツール

現代では、他人の期待やSNSの影響で、自分が本当に何を求めているのかわからなくなることがあります。

  • 参考になる点: モーニングページは「他人の目」を完全に排除し、心の中の本音や小さな願望を引き出します。
    • 「本当は何が好きなのか?」
    • 「何に心がときめくのか?」
      こうした問いを自然に浮き上がらせることで、自分らしい人生の選択がしやすくなります。

2. 迷いを整理し、方向性を見つける

若者にとっては、進学や就職、恋愛など、多くの選択肢が目の前にありますが、それがプレッシャーになることもあります。

  • 参考になる点: 書くことで、頭の中の混乱を整理し、自分の価値観に合った答えを見つける助けになります。
    • 書いているうちに「これはやりたくない」「これに挑戦してみたい」という気持ちが明確になることがよくあります。

3. ストレスの解消と自己肯定感の向上

学校生活や社会人生活、時に家庭の中でも人間関係でのストレスが日常的に溜まりやすいかと思います。

  • 参考になる点: モーニングページは「ネガティブな感情」を吐き出す場として機能します。紙の上に感情をぶつけることで、心が軽くなり、ポジティブなエネルギーを取り戻せます。
  • 例: 「失敗した」「誰かに嫌われたかも」という不安を書き出し、「でも、それは大したことじゃない」と気づける瞬間があります。

4. 創造性を開花させる

新しいことに挑戦し、自分らしさを表現したいというエネルギーを活かしていきましょう。

  • 参考になる点: モーニングページは、潜在意識にある創造的なアイデアや発想を引き出します。何かを書いているうちに、思わぬアイデアや夢が浮かぶことがあります。
  • アクション: 「将来やりたいこと」や「こんな人生を歩みたい」という理想像を書いてみると、モチベーションが高まります。

5. 習慣化で自己成長を促す

モーニングページを習慣化することで、小さな達成感を積み重ねることができます。

  • 参考になる点: 「継続する力」は、どんな挑戦でも成功の鍵です。モーニングページを毎日続けることで、「自分には続けられる」という自己効力感が生まれます。

6. 他人と比較しないための場

人は、他人と自分を比較しがちです。これが自己否定感や不安につながることもあります。

  • 参考になる点: モーニングページは完全に自分だけの空間です。他人と比較する必要がなく、自分自身の価値を再確認する時間を提供します。

7. 「幸せ」を再定義する

社会的成功や他人の評価に縛られるのではなく、自分にとっての「幸せ」とは何かを考える時間になります。

  • 参考になる点: 書いているうちに、「これが幸せだと思っていたけれど、本当にそうだろうか?」と疑問を持ち、自分らしい幸せを探求するきっかけになります。

実践アイデア:モーニングページのテーマ例

  • 感謝リストを書く:今日感謝したいことを1つでも書いてみる。
  • 未来の自分に手紙を書く:5年後の自分に向けて、どんな人生を送りたいか書く。
  • 夢や目標を自由に描く:現実の制約を考えずに「本当にやりたいこと」「成し遂げたい目標」を思い描いてみる。

まとめ

『ずっとやりたかったことを、やりなさい。』は、創造性を取り戻すための12週間プログラムを提供する自己啓発書です。モーニングページ(ノート)やアーティストデート(週に数回、一人で外出する)を実践し、自分の内面と向き合い、創造的な夢を実現する方法を学びます。他人の期待や批判に縛られず、本当にやりたいことを見つけ、自分自身を解放するプロセスを通じて、人生に新たな喜びとエネルギーを見出すことを目指します。

「モーニングページ」は「ジャーナリング」の一部と言われ少し違いがあります。

「モーニングページ」「ジャーナリング」で検索するとYouTube等で発信しているインフルエンサーの方々がいますので動画を参考になさってください。

モーニングページは、何かを「始めたい」「作りたい」気持ちがあるけれど迷いや停滞感を感じている人にとって、毎朝の習慣として取り入れることで、新たな気づきやエネルギーを得るきっかけとなります。エネルギーが充電したら行動に移していきましょう。行動を起こすことはとても大切です。

私の場合も、モーニングページは、朝一番の自分会議のような感じで自分の目標を再確認する場でもあります。書かないでいると目標を忘れてしまい日々の生活や業務に流されてしまう実感があったので書くことを始めました。

今思えば38歳で起業する前後は「ジャーナリング」(ノートに書くこと)を良くやっていました。目標を定め行動に移し、うまくいかない時は調整し直し、小さな行動を積み重ねて今の自分や会社があるように思います。

目標の他にも、感謝なことや、心に響く言葉等を書き留めておくこともお勧めです。ネガティブなことは吐き出して、いくらでもポジティブに考え行動していくことで幸せが寄ってくるような気がしています。

今後の私は、できるだけ「えんの下の力持ち」になって子ども達や若者達を応援したいという思いがあります。私のこれからの人生の一番の目標でもあります。

ぜひ、皆さんに、幸せな毎日を送っていただきたいのでモーニングノートをお試しくださいね。

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