松下幸之助氏「革新の心得10カ条」から思う

先日書いた記事(議会活動報告No2)で、松下幸之助氏の「革新の心得10カ条」の、第6条と第9条を紹介しました。

せっかくなので、10条全て記します。(PHPビジネスレビュー松下幸之助塾Vol.20 より)

夫がPHPを定期購読している関係で、松下幸之助氏の経営理念・思想に触れることは多いけれど、どんな時代にも錆びない思想だと感じます。

目次

革新の心得10カ条

第1条 やり方は無限にある

販売一つでも、成功する方法は一つではない。やり方は無限である。あきらめることなく、他に方法はないかと考え、求め続けたい。

第2条 危機を認識する

危機がないのではない。危機を発見する努力を怠っているのだ。どのような組織にも危機は必ず忍び寄っている。

第3条 感謝し徹底した反省を行う

画期的な発明、発見、創造は、感謝と反省の中から生まれてくる。与えられた使命、仕事に感謝し、徹底した反省を行いたい。

第4条 困難は革新の端緒

うまくいっている時はなかなか革新できない。困難であればこそ、気持ちも引き締まれば知恵も出て、果敢な挑戦も可能となる。

※端緒(たんしょ)…解決するいとぐち。手がかり。

第5条 白紙に戻して考える

これまでの知識や常識、成功した体験にとらわれていたのでは、新しい行き方は見いだせない。とらわれを抜け出し白紙で考えよう。

第6条 衆知を集める

自分一人の知恵には限りがある。特にこれまでにない新たな方法、行き方を見いだそうとするならなおのこと、衆知が欠かせない。

※衆知(しゅうち)…多くの人々の知恵

第7条 大きな目標を掲げる

概して人は、手近な目標だと小手先で解決しようとしがち。小手先では通じぬ大きな目標を掲げてこそ、抜本的な革新も図られる。

第8条 できないではできない

何事もやる前から「できない」と考えたのでは、できることもできなくなってしまう。まず、必ずできると心の底から強く信じたい。

第9条 勇気をもつ

大きな変革には痛みがともなう。おびえずひるまず、伝統を大切にしつつも、変えるべきは大胆に変える勇気をもちたい。

第10条 最善の上にも最善がある

昨日の最善は今日の最善ではない。現状にあぐらをかかず、日に新たなものの見方、取り組みを心がけたい。

まとめ

教員を辞めて、経営者となってからは、特に松下幸之助氏の経営理念・思想は自分自身に響くようになりました。

どんな時代でも、どんな状況でも、今のようなコロナ禍でも心に響く錆びない理念・思想・・・

柔軟に考えること

危機管理をすること

反省をしつつ前に進むこと

感謝すること

知恵を出し合うこと

目標は大きく掲げること

できると信じること

勇気を持つこと

最近は、一戸町の議会議員の仕事をする中で、町づくりにも、理念や思想がとても大事だとますます思ようになっております。

ビジネスの場合は「社員」や「顧客」を

そして町づくりの場合は「町民」の皆様を

いかに幸せにできるかということを第一に考え、皆で知恵を出し合って創りあげていくものだと思います。

まさに共創(きょうそう)ですね。

共に創る喜びを、結カフェに関わる皆さんや、一戸町の皆様と味わっていけたらと思います。

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