【子どもを幸せにする法則 1】の続きの記事になります。
前回の記事では、
「ありのままの子どもの姿を愛する」
「好きなことを伸ばせる環境を作る」
「結果をほめるのではなく過程をほめる」
「自分にしかない使命があることを伝える」
「人とうまくやっていくことを教える」
について書きました。
子どもを幸せにするには法則がある
と常々感じています。
自分の子育てについては、振り返ると反省ばかりですが・・・
(特に長男からは、成人してからダメ出しの説教を夜通しされた経験ありです。)
子育て中の方達は、日々たいへんだと思いますが、
我が子の幸せを願って、子育て ファイティング!!
子どもを幸せにする残りの法則をご紹介します。
目次
人の役に立つ喜びを教える
人の役に立つことを喜んでやる人は周囲から応援される人になります。
人から応援される人は、自己実現がしやすくなります。
結果、色んなことがうまくいき、幸せを感じることが多いでしょう。
子ども達にはぜひ、利己的ではなく利他的に生きることを教えてほしいのです。
自分の利益や自分が与えられることだけを考える利己的な人は、周囲から見て人間的な魅力に欠けてしまうし、自分の他者への期待が裏切られた時にダメージが大きくなります。
自分への見返りを期待しないで人に与える喜びを子どもの心に育てておくと、大人になってから、仕事も恋愛も家庭生活も、きっとうまくいくはずです。
利他的に生きる人には、自然と幸せが舞い降りるのです。
「他の人が喜ぶと自分も嬉しいものだ、それが幸せの法則なのだ」と、ぜひお子さんに教えてあげてください。
子どもには、まずは、家のお手伝いから始めると良いと思います。
お手伝いを設定して、手伝い後「わ〜嬉しい。助かったよ。」と伝えれば、
「お母さんが喜んだ」「お父さんも喜んだ」と、子どもは心が満たされ幸せを感じるでしょう。
私の場合は、義母が何でもやってくれるというのもありましたが、長男が幼少期、多動で怪我をしやすく、何針か縫う怪我を3回もやっているので、調理等、刃物を持たせるのが怖くて、あまりお手伝いをさせませんでした。
この件も、あとで長男に恨まれました。「調理の手伝いをもっとしたかった」と。でも、幸い長男は現在では児童福祉の仕事をして、人の役に立ち喜びのある毎日を送っています。
物事を正しく見て、感じて、判断する力をつける(道徳性の教え)
道徳の重要性
道徳というと少し堅苦しくなりますが、道徳とは「社会生活を営む上で、ひとりひとりが守るべき行為の規準。自分の良心によって、善を行い悪を行わないこと。」とあります。
子どもを良心のある人に育てれるかどうか=子どもを幸せにできるかどうか、と言っても過言ではありません。
良心があり、利他的な生き方をできる人に育てることができれば、それは、あなたの子どもを色んな意味で守る砦となるでしょう。
周囲から信頼され、魅力的に感じられ、愛されます。
多くの人の応援や協力を得て、夢を実現することもできるでしょう。
色々な角度から考える力をつける
自分の考えだけが正しいわけではないことは常に頭に置いておかなければなりません。
物事を正しく見て、感じて、判断するためには、多くの経験をすること、色々な人の話を聞くことが大事だと思います。
読書も、色々な考え方があることを知るためにはとても良いと思います。
親の言動が大事
子どもは親の背中を見て育ちますので、親が善い行いをせず、悪い行いをすれば子どもはマネをします。親を反面教師にするような立派な子どもも中にはいるかもしれませんが、多くの子どもは親を見本にするでしょう。
親が平気で先生や指導者の悪口を言っていれば、子どもも目上の方を敬わなくなってしまいます。
親が、「〜ちゃんは勉強ができなくてダメな子ね」と言えば、子どもは「勉強ができないのはダメな子なんだ」という価値観になり、人の長所を探すことのできない人になってしまいます。
また、愛情をたっぷりかけるのは大事なことですが、
わがままは人に迷惑をかけること、手に入れられない物もあることなど、物事の限界と、絶対にやってはいけないことはしっかり教えなくてはいけません。
責任を教える
家庭は、子どもが社会人として社会に出るまでに準備をする場だと思います。
自分の仕事を責任を持って成し遂げれるように、プランの実行のサポートを親が担うと良いと思います。
やりたいこと、目標を決める→計画する→準備する→実行する→振り返りをする→次に繋げる
勉強でも、スポーツでも、ビジネスに繋がるようなことでも、子どもが興味を持つものからやって見ると良いですね。
親は、ミッションの重要性や意味を一緒に考え、応援役に撤し、子どもが自分の力でやり遂げられるカタチにしたいですね。
信頼し任せることで、子どもは自信を育むでしょう。
子ども一人でできない場合は、最初は親がたくさん手伝いながら、目標を成し遂げるプラスの経験を何回も行い、子どもが自分でやれる自信がついてきたら、親がフェードアウトするのも良い方法だと思います。
自分をコントロールする術を教える
感情のコントロールは、とても難しいことです。
しかし社会に出たら自分の思い通りにならないこともたくさんあるし、嫌な出来事に遭遇することもあります。そんな時に、どう立ち回れば良いか・・・
かんしゃくを起こしたり、怒りを他者にぶつければ周囲からの信頼はガタ落ちします。
周囲に迷惑をかけずに、自分をコントロールできる術を社会に出る前に習得しないといけません。
自分を律しないと周囲から嫌われてしまうこと。
自分を律しないと手に入れたいものが手に入らないことを家庭で教えたいものです。
ユーモアを教える
我が子に対して「なんで、あなたはいつもこうなのよ?」と怒りたくなるシーンは多々あると思います。
「何回言ったらわかるの!!」と怒鳴ることが私にも多々ありました。
私は子育てにいつも余裕がなく、毎日勃発する兄弟喧嘩にも怒ってばかり…
もっと、ユーモアを交えて、子ども達を叱れば良かったな〜と今頃になって大反省しています。
大人になって、誰かにマイナスなことを言わないといけないような時も(私の場合は社員等に)、真顔で言うよりは、ユーモアや笑いを交えながら伝えた方が、結果が良いように感じます。
「あなたを否定しているのではなくて、直してほしいこの部分だけお願いしたい。」というような伝え方で…
最近では、漫才でも、「優しいツッコミ」や「突っ込まない漫才」が流行っています。
子どもにも、こういうユーモアを教えれば、子ども自身が他者と関わる時に、ユーモアを交えて人と関わり、人間関係がうまくいくような気がしています。
まとめ
「子どもを幸せにする法則」を2回にわたって記しました。
子どもにとっての贈り物は、幸せな親です。
親が幸せでいることが、大切です。
しかし、子どもの幸せと親の幸せを天秤にかけないといけないような難しい問題を抱えることもあるかもしれません。
子どもは親の所有物ではなく、一つの人格があり、幸せになる権利があるのですから、親だけで決断しないで、子どもや相談できる人に相談して、慎重に解決していっていただきたいです。
重ね重ねになりますが、子どもを幸せにするには、利己的ではなく利他的な人になるよう育ててくださいね。
利他的な人に育てるためには、子ども自身を愛情でたっぷり満たしてあげる必要があります。
シンプルに考えれば、親が子どもの存在に感謝しながら「私の子どもに生まれてきてくれてありがとう。」という気持ちで接すればOKだと思います。
我が家は、子ども達が二人とも成人してしまったので、今後は、子ども達のことを、大事な友達だと思って気にかけ、必要なところだけ助言しようと思っています。