観光スポットのトイレ整備は?道の駅の進捗状況は?(一般質問報告)

2024年6月議会の一般質問の報告になります

目次

1.町所有施設のトイレについて

質問内容

ゴールデンウィークに当町の観光スポットに町外のお客様が沢山いらっしゃいました。釣り堀やわんぱく砦等、昔からある施設でも子ども達が喜んで遊んでいる姿を見て、とても嬉しく誇らしかったと町民から聞いております。

一つお願いしたいことが、トイレの整備についてです。釣り堀のトイレは昔式で、子ども一人で用を足すには怖いようです。また、わんぱく砦のトイレは使用できないため子連れ家族は困るとのことです。

子ども達でも安心して用を足せる明るく清潔感のあるトイレの設置を要望する声が出ていますが町長の考えをお伺いします。

町長答弁

ただ今の、山舘 章子 議員の御質問にお答えいたします。

はじめに、「町所有施設のトイレについて」にお答えします。

まず最初に、日頃から奥中山高原を御利用いただく町民をはじめ多くの方に感謝申し上げます。

昨期はお陰をもちまして、6年ぶりの黒字決算で終えることができまし たが、未だ累積債務を抱えている状況ですので油断することなく、会社従 業員一丸となり皆様をお迎えする体制をさらに整え、今のこの流れを堅持してまいりたいと考えております。

さて、御指摘のトイレの件でありますが、近年はサービスの充実、主要施設とその設備の修繕等に注力してまいりましたが、釣り堀及び遊具広場のトイレにまで行き届いていなかったことは事実であります。

この度の御指摘を受け、まずは利用者が多く、徐々にではありますが稼ぐことができる施設となっている釣り堀については、現在はデザイン性の高い上質な仮設トイレもございますので、そのようなトイレの設置について検討してまいりたいと考えます

一方で、遊具広場の現在のトイレについては従来どおり定期的に清掃し利用可能としながらも、利用者の現状、そして従業員の目が常時届かない状況を考慮し、朝朱の湯駐車場のトイレの利用を促すことで対応したいと考えております。

2.道の駅の進捗状況は?

質問内容

町民の多くが道の駅の進捗状況を気にしています。

地盤調査結果と土地の確保はどうなりましたか?

完成時期はいつ頃を予定していますか?

道の駅のコンセプトや、何を特徴とした道の駅にするのか等徐々に決まっているでしょうか。

資金繰りや経営主体はどこになるのか、採算の取れる道の駅になるのか等気になることが多くあります。

今、町民に伝えられる道の駅の進捗状況と完成イメージをお伺いします。

町長答弁

「道の駅の進捗状況について」にお答えします。

道の駅事業につきましては、議員御承知のとおり平成29年度の基本構想検討開始から着実に進めてきたものが、令和4年3月の土砂災害警戒区域の指定により白紙に戻されたところ、担当課においては足を止めることなく、警戒区域を含まない適地の有無について、検討調査を実施してまいりました。

そして昨年度、共同事業主体となる国土交通省からも意見をお伺いしつつ、候補地の選定に至ることができました。

昨年度からの国土交通省との協議において、近年の道の駅においては防災機能や子育て支援機能を付加されている、との意見がありましたので、令和2年度及び3年度に作成した基本設計の成果にこれら機能の配置を検討するための調査業務を、今年度実施することとしております。

そして、この調査結果により事業化の判断をしたいとの国土交通省からの発言をいただくに至りましたので、早期に事業予定地と開発面積を確定し、国の事業化を踏まえたスケジュールを決め、道の駅の完成時期を皆さまにお示ししたいと考えております。

なお、道の駅のコンセプトや特徴につきましては、平成30年度に一般公募しました町民の方々や商工関係者などからなる道の駅整備検討委員会における「世界遺産である御所野遺跡と連動し、世界に誇る遺産の発信拠点となる道の駅とすべき」という御意見を踏襲いたします。

最後に、経営主体に関する御質問に関しては現在、明言できる状況にはございませんが、民間事業者を対象とした、道の駅設置と運営等に関する有用な意見やアイディアを収集することを目的としたサウンディング調査を実施しております。

経営主体には詳細設計の段階から関わっていただく予定でありますが、 これは機能配置、お客様と従業員の動線、品揃え、そして採算が取れる適切な売り場面積の確保について、ノウハウを有する民間事業者との協働により進めるためでありますので、御理解くださいますようお願いいたします。

おわりに

2024年6月議会は、ちょうど乳がん再発予防治療の放射線治療が終わった頃でした。放射線治療終了後2週間ぐらいは照射具合がさらに進み、鎖骨下や胸の下の方に火傷の水膨れができてしまい、とても痛い思いをしました。ほんの小さな水膨れでも激痛だったので、昔、原爆で被曝した方々の苦しみが浮かんできました。投与が終了した抗がん剤の副作用である筋炎と神経炎も残っていて、治療のための通院があり、また体調不良の日もあり報告が遅れました。申し訳ありません。

6月議会の一般質問は、町民からの声をそのまま町当局にお届けする形の質問でした。古い施設も少しずつ手入れをして、町民や町を訪れる方々が気持ち良く過ごせるようにと思います。

道の駅については、質問内容の他にランニングコストが気になります。新しい施設を作り町に多くのお客様がいらっしゃることは喜ばしいことですが、毎年、町から持出される費用が利益以上にかかってしまうと、今後町民にとって負担が増えてしまいます。今後、計画が進む中で再度、質問しようと思っております。

一戸町議会一般質問配信

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