【防災意識】もしもに備えよう

目次

あの日を忘れない(東日本大震災)

今年の3月11日で東日本大震災が起きてから14年が経過しました。

あの日は本当に寒い日でした。

TVニュースで流れる映像を見て、色んな思いが込み上げてきて辛くなります。

沿岸の方々は大切な家族がお亡くなりになり、大切な家や車が流れ、避難所生活を余儀なくされました。改めてご冥福とお悔やみを申し上げます。

あの時、長男は中学3年生で(卒業生を祝う会の前日)、大きな地震のため校舎外で寒そうに待っていました。小学6年生の次男も同様でした。

結カフェ職員で手分けをして職員の子供たちを学校や保育所に迎えにいき、家族の安否確認をしました。そして、列車も止まったので結カフェの福祉事業を利用して下さっているメンバーを手分けして自宅まで送りました。(南は盛岡から、北は金田一、その他浄法寺や葛巻まで)

ピンチの時の結カフェスタッフのチームワーク・結束力はすごく、素晴らしい対応だったと思い出しても誇りに思います。

岩手県の内陸一戸町にある結カフェは、オープン式の食器棚から茶碗が2つ床に落ちて割れたくらいでした。2日間停電になったので、冷凍品はダメになり損害額は結構あったと思いますが、命が守られただけ幸いでした。

被災地の道路が落ち着いた頃から、12回に渡って、山田町・釜石市・陸前高田市・大船渡市の知り合いを訪ねて、大判焼を焼きにいったり、一戸町奥中山の牛乳やヨーグルトを届けました。不足しているガソリンを届けたりもしました。

途中で、道路の不備でタイヤがパンクする等トラブルが心配だったので、社会福祉法人で働いていた夫に運転を手伝ってもらいました。高校入学前だった長男も数回手伝いました。

長男と高校で同級生になった山田町の生徒は、一人は母と家を亡くし、一人は家を失くしました。二人ともたくましく成長し、大学陸上部で箱根駅伝に出場する等活躍しました。

その頃、埼玉浦和にいた私の父母も停電で苦労したことを後で聞きました。停電でマンションのエレベーターが止まってしまい、母を介護していた父は、13階から1階まで往復する事になり大変だったそうです。

用心深い父は、東日本大震災を機に、更に防災グッズを増やしていました。

都市部でも電車が止まり帰宅難民になってしまった方も多かったと思います。

その後、息子たちに、災害はいつやってくるかわからないので、外出時には水分(ペットボトルでも水筒でも)やモバイルバッテリーを持ち歩くことを伝えました。自宅には懐中電灯、カセットコンロやガスボンベ(オール電化の家の場合は特に)、電源不要の石油ストーブ等もあると良いと思います。

慣れてくると防災意識が弱まっていくことは自分自身の中にも感じていて、若者たちが災害に遭い人生で苦労しないように記事を書きたいと思いました。

防災意識を高めていこう

日本は地震大国なので、防災意識を高めて、日常の中で防災を身近に感じることが大切なのだと思います。

まず、自分ごととして考えること

「もしも」に備えることで、自分や周りの人の命を守る力が身につきます。

東日本大震災のような 大規模な災害や大変な出来事 に遭遇したとき、どのように行動すべきかを考えることはとても大切です。

1. まずは自分と身近な人の安全を確保する

  • 冷静に行動する
    → パニックにならず、まずは自分の身を守ることが最優先。
  • 避難情報を正しく把握する
    → SNSや噂に流されず、自治体や気象庁の公式発表を確認する。
  • 周りの人を助ける
    → 高齢者や子ども、障がいのある人など、助けを必要としている人を支える。

2. 正しい情報を発信し、デマに流されない

  • SNSでの情報発信に注意する
    → 不確かな情報を拡散しない。「RTする前に公式情報か確認!」
  • 公的機関の発表をチェック
    → 気象庁、自治体、消防・警察の発表を信頼する。
  • 誤情報の拡散を防ぐ
    → 「デマの可能性があるので、拡散しないように」と周囲に呼びかける。

3. 余力がある時は復興支援に参加する

  • ボランティア活動に参加する(無理のない範囲で)
    → 現地に行く場合は、自治体や支援団体の指示を確認して行動する。
  • 募金や物資支援を行う
    → 信頼できる団体を通じて募金や支援物資を提供する。
  • 地域の防災活動に関わる
    → 避難所の手伝いや、地域の人々と助け合う。

4. 未来のために「備える」ことを学ぶ

  • 防災知識を身につける
    → 地震や津波が起きたときの行動、避難経路、非常持ち出し袋の準備などを日ごろから意識する。
  • 災害への意識を高める
    → 家族や友人と「もしものとき」の話をしておく。
  • 防災リーダーとしての役割を担う
    → 学校や職場、地域で防災の知識を広める。

まとめ

未来を担う若者たちには是非、地域の防災リーダーになっていってほしいと思います。

若者は 行動力・情報発信力・柔軟性 があります。それを活かして、

まずは自分と家族の安全を確保する
デマに惑わされず、正しい情報を伝える
できる範囲で支援活動に関わる
防災意識を高め、未来に備える
ことが大切です。

震災の経験を未来に生かし、「助け合える社会」を作る ことが大切だと思います✨

中学3年生だった長男が29歳に、小学6年生だった次男が27歳になりましたが、息子たちへのメッセージも込めて記事を書きました。

読んでいただきありがとうございました。

追伸 がん患者の防災対策について

私のように、がんの治療をしている患者さんは以下の国立がんセンターのサイトを参考にして防災対策をしてくださいね。

https://www.ncc.go.jp/jp/other/shinsai/index.html

私は今、乳がんの治療を経て寛解に向かっていますが再発予防の薬を服薬中。そして、薬の副作用で筋炎や神経炎を発症していて足が不自由なので、今の状況で災害に遭ったらすごく大変だな〜と思っています。

障がいがある方も、目に見えない内部疾患の方も、困っていることを遠慮なく伝えて助けてもらってほしいです。

困った時はお互い様なので、人と人とが思いやって助け合える地域や社会になればと思います。

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